矯正とは、歯の位置や顎の骨を長い時間をかけて少しずつ移動・変化させて歯並びを改善し、機能的・審美的な咬み合わせを再構築する治療法です。 その結果、理想的な顎や顎関節の動きになることで咬合機能を回復させ、虫歯や歯周病などに罹患しにくい口の状態に保つことが目的です。 口唇・口蓋裂や外科的矯正が必要な場合には保険治療が可能ですが、通常は保険外治療となります。
俗に「出っ歯」と呼ばれるものです。骨格的に上顎よりも下顎が奥に引っ込んでいる状態のことです
俗に「受け口」と呼ばれるものです。骨格的に上顎よりも下顎が前に出ている状態のことです。
奥歯をしっかり噛んでも前歯が咬み合わず、上下の歯にすき間ができてしまう状態のことです。逆に、前歯を咬み合わせて奥歯が噛み合わない場合もあります。
歯が生える場所が足りない、または歯がデコボコに生えている状態のことです。八重歯などもこれに含まれます。また、捻転といって歯が正面を向かずにねじれて萌えている場合もあります。
歯の表面に金属やプラスチック・セラミックなどの器具(ブラケット)を装着し、それに装着するワイヤー(金属)やゴムの弾性を利用して歯を動かす治療法です。 永久歯が全て萌え揃う小学生高学年位から行い、年齢制限はありません。しかし、重度の歯周病の方には適応できない場合があります。通常、歯を動かすのに2年間、その後の後戻りを防止するための保定を1年間、合計3年間程治療期間がかかります。
マウスピース矯正は、近年登場した比較的新しい矯正治療法です。「見えない矯正」とも呼ばれ、厚さ0.5mmの薄いマウスピースの弾性を利用し、治療段階に合わせて交換していくことで歯を少しずつ動かしていく矯正法です。原則1日中装着して頂きますが、食事や歯磨き、大事な会話の時には自分で外すことが可能なため、他人に気付かれずに治療を継続することができます。矯正治療後、小規模に歯が動いた場合の治療にも適切です。
乳歯から永久歯の交換期である小学生のお子様で、歯の叢生などが予想される場合に、義歯の様な装置(床装置)を作製・装着することによって歯や顎の骨を徐々に広げていく方法です。乳歯の段階で歯と歯の間に隙間が少ない(すきっぱでない)お子様は、歯の叢生が予想されるため、小学生低学年のうちにご相談ください。
ただしこの装置を使用しても叢生が改善できない場合はその他の治療法をご提案します。
金額 ¥165,000(税込)
永久歯が萌えてくる前の6歳以下で受け口(反対咬合)である場合、永久歯に萌え換わった後も受け口のままである可能性があります。この時期に、ムーシールドと呼ばれる上顎に付ける装置を装着することで、短期で受け口を改善することが可能です。永久歯が全て交換した段階ではこの装置は使えなくなるので、できれば小学生低学年のうちにご相談ください。
ただしこの装置を使用しても受け口を改善できない場合もあります。
フォームでのお問い合わせ
ご質問等お気軽にご相談ください。